シップ

航空機をシップと言うこともありますが、こちらは海に浮かぶ船(ship)のこと。でも、目と鼻の先で座礁してしまいました。

11月18日朝、強風の中、苫小牧港に向かっていた貨物船です。苫小牧市内の海岸からほんの数十メートルなのですが、波が高かったため海上保安庁のヘリコプターで乗組員を救出したそうです。(苫小牧民報、平成29年11月18日の記事より、写真も)

気象庁のアメダスによれば、座礁した午前5時頃はほぼ南の風、最大瞬間風速23メートルほどでしたが、救助作業の午前9時半ごろには徐々に風はおさまって、南南西~南西の風で最大瞬間風速14メートルほどになっていました。

ホバリングで吊り上げ中のヘリコプターの写真では、当然ですが機首を風に向けています。強風の中でヘリコプターのホバリングは本当に大変そう。おまけに船の甲板は傾いていて揺れるし、船のマストが障害になるため長吊りせざるを得ないでしょう。降下した隊員と吊り上げの呼吸を合わせる困難さは想像を絶します。まあ、海保のヘリの場合、出動は常に強風の中なんでしょうから、この程度の風はまだましな方かもしれませんね。

※ 写真は、第一管区海上保安本部ホームページより、シコルスキー76Dくまたか

※ ヘリコプター以外の写真は、いずれも座礁翌日の2017年11月19日撮影。見ている黄色いおじさんの向こう遠くに、新千歳空港へ進入中の飛行機が見えます。

コメント

  1. dolce vista より:

    ヘリの救助は昔穂高岳で見たことがあります。
    感動の一言です。 当時私は穂高岳の岳沢ヒュッテそばでキャンプしてました。
    穂高岳直下で滑落者を救助するため岳沢ヒュッテの小さいヘリポートに松本から上高地
    経由岳沢まで上がって来ました。山の中で見るヘリの爆音・勇壮は山全体を支配するかの様なものすごいエネルギーを感じ今でも忘れることができません。岳沢で救助装備の準備を終え穂高岳へ向かい1時間後遭難者を吊り下げヘリポートに帰って来ました。
    穂高岳の滑落場所はバットレスの様になっており非常に危険な場所です。救助隊員はまさに命がけです。

    • やぶ悟空 やぶ悟空 より:

      実際の救助現場を目撃とは、いい経験しましたね。高所や狭所の場合も多い救助作業では、ヘリの性能的にもパイロットの技量的にもギリギリのところになってしまうのかもしれません。10年前の奥穂高ベル事故や次の年の秩父ドーファン事故を思い出しました。今年も長野の防災ヘリ事故がありました。まったく残念でなりません。