はじめてのR22操縦(その2)

Day-1

初日の訓練科目が続きます。直線飛行だけでは戻ってこられないので、次は旋回ですね。右と左で旋回の事情がかなり違うことが分かりました。

右旋回

右の水平旋回です。標準的なバンク角は30°と教わったので固定翼小型機と同じと思っていましたが、右手(サイクリック)スティックの反応が非常に敏感なため、ほんのわずかな右への操作で大きく右ロールを始めます。ロール・インではバンク角が大きくなりすぎないよう、すぐに支える(あて舵の)必要があるという感触を持ちました。教官も私の操縦を心配して、必ず手を添えていてくれました。

R22の30°バンクは、視界が広いせいか、セスナ172以上に大きく感じます。姿勢指示器を見ると25°程度だったりします。もう少しバンクを深くしようとすると教官の支えを感じますので、はじめのうちはこのぐらいでいいんでしょう。

R22は、右旋回時には機首下げの特性が出ます。メインローター回転面の右側を下げようとすると、90°遅れて(というか、進んだ場所に)現れるジャイロ効果により回転面の前側が下がるためといわれます。上から見てローターが左回転するすべてのヘリコプターでこの特性が出るわけではなく、その程度も異なるらしいのですが、R22では右旋回時に必ず感じました。

そのため、水平に右旋回するには右手スティックをわずかに引いて機首上げ気味に旋回します。そうすると速度が低下してしまうので、左手(コレクティブ)レバーを少し引き上げることになります。するとエンジンがメインローターを回転させるトルクが大きくなるので、その反作用で機首が右を向こうとし、そうならないよう左ペダルをわずかに踏み込む必要があります。右旋回なのに左ペダル?という状況です。急なトルク変化を与えないように、じわ~っと操作すればペダルはほとんど必要ないように感じました。

左旋回

右手スティックの敏感な反応は、もちろん右旋回時と同じ感覚です。左旋回時はジャイロ効果により機首上げの特性が出ます。R22では右手スティックを左へ倒すだけで左旋回しようとすると上昇してしまいます。それを抑えるため、右手スティックをわずかに押して機首下げ気味に左旋回することになります。右旋回と逆ですね。この特性のおかげで、まっすぐ離陸した後の左上昇旋回は容易でした。

(↑)GPS記録による旋回の航跡 <カシミール3D>

ジャイロ効果

固定翼単発機でもジャイロ効果は生じており、加減速時に若干のラダー操作が必要ですが、回転翼機ではメインローターが大きいためトルクも大きくなるので、常に抑え込む必要がありそうです。あえて意識しなくても自然に両手・両足が動くようでなきゃ、いけないんでしょうね。

R22で、高度、バンク角、速度を一定に維持する水平旋回は、なかなか難しいものです。風の状況まで考えると、単なる旋回とはいえ、極めるのはかなり大変そうです。

サンタ、クラッシュ!

最初の写真は、近所の子供園で見つけたヘリコプターを操縦するサンタ。腕は未熟なようで電柱に衝突!? この時期は忙しく休みなく飛行するためか、機体はヨレヨレでした。

R22初日の訓練科目は、まだまだあります。(つづく