はじめてのR22操縦(その6)

Day-3

前回から5日後、訓練3日目です。ほぼ無風状態の快晴が続きます。教官が替わりました。進捗確認のため、左右の旋回に上昇と降下というエアワークから始めました。

高度1,500フィート、速度60ノット維持という基本すら未だできてません。水平旋回なのに高度が変わるし、高度変更なのに速度が増減したりで、まだまだです。それでも自らの操縦で楽しく飛べることが嬉しくてたまりません。

ホバリング

3日目ですから、少しはホバリングの上達が見えてきてもいい頃じゃないでしょうか? 今日の教官は三舵とも任せてくれて、ホバリングで暴れても手を出さず、私が自分で何とか立て直すところまでやらせてくれます。まれにですが急に安定して自分でも驚いたりして…長くは続かないンですけどね。

右手(サイクリック)スティックの操作は、やはり目線の位置が重要のようです。遠くばかりや、近くばかりを見ないように意識します。右手スティックをやや左に押し加減にしておかないと右に流れます。前後にも、左右にも、たまに大きく振れてしまうのは、たぶん修正操作が大きすぎるのでしょう。細かい無駄な操作が多いとも言われました。

左手(コレクティブ)レバーは、あまり操作しなくても、そこそこの高さに浮いている感じがします。まるで柔らかなゴムボールに乗っているような、フワッとしたクッション感があります。そうはいっても、たまにハッキリと沈むので左手レバーを引き上げると、ホバリング高度が高くなり過ぎ、それに気を取られて足ペダルによる機首方位の維持が遅れ、さらに右手スティックによる水平維持も疎かになる、と悪循環に落ちていきます。

接地からホバリング移行

これまでは、教官のホバリング操作により安定した状態で「はい、どうぞ」とコントロールを渡されていました。でも、スキッドタイプのヘリコプターでは、接地状態から浮揚して安定ホバリングに移行できなければなりません。パーキング・スポットから離陸するときに大暴れするようでは危なくてしょうがないですからね。

狭い駐機場所から離陸するつもりで、MAP(Manifold Pressure:吸気圧力)計を見ながら左手レバーをじわ~っと引き上げていきます。右手スティックをやや左へ押し気味にして、スキッドが地面から離れるときの機体の挙動を感じながら右手スティックを微修正します。トルク変化で機首が回らないよう、同時に足ペダルも必要です。スキッドでゴリゴリと地面をこすりたくないのはやまやまですが、機体は地面の上でも暴れながら浮き上がるのでした。(涙)

ホバリングの上達度

どれぐらい長く同じ場所に留まっていられたのか見てみたいので、GPS記録からエクセルの等高線グラフを描いてみました。

緯度の値を南北軸に、経度の値を東西軸にとり、同じ場所に長く留まるほど山が高くなるようにしました。理想的には1本の柱になればいいんですが、すそ野が狭く高い山になれば良しとしましょう。

初日(Day-1)は、ピークはあるものの東西にずいぶん広がっています。行ったり来たり暴れていましたからね。

2日目(Day-2)はたくさんのピークができました。大きく動いたら元の場所に戻ろうとせず動いた所でホバリングすればいいと言われたからです。この日は南北の広がりが大きいようです。

3日目(Day-3)はすそ野が少し狭くなりました。わずかながら上達はしているようです。でも、まだ10メートル以上もふらついてて「ホバリング」と言っていいんでしょうか?

3日目のホバリング訓練は15分間でした。もう少しやっていたい気持ちはありますが、訓練効果を考えると集中力の限界かもしれません。

この後、離陸上昇と着陸進入も行いましたが、それはまた次回に。(3日目の後半につづく)

※ 冒頭の写真は所沢航空記念公園のサッカー場、2012年9月1日、やぶ悟空撮影