はじめてのR22操縦(その8)

Day-4

快晴、無風。さて、エアワークは3日間で早々に終わってしまいましたが、本日のTGL(Touch-and-Go Landing)はトラフィックパターン(場周経路)を回るので、水平直線飛行、上昇旋回、降下旋回、増速に減速と、エアワークの要素が多く含まれています。しっかりできていない基本の訓練はまだまだ続きます。

場周経路のTGL

はじめてトラフィックパターン(レフト)を飛行しました。旋回位置の目標も分からないまま離陸しましたが、教官の指示どおり飛んだので、2周した飛行航跡が良く一致しています。

離陸上昇のアップウィンドは、遠くの建造物を目標に、Vy(最良上昇率速度)の53ノットほどで真っすぐ進みます。「53」って、速度計では細かすぎるので、速度ばかり意識せずに安定した姿勢での上昇を心がけます。クロスウィンドへの旋回目標が曖昧ですが、やはり左側の建造物を目標にします。今日のように風の穏やかな日は、左旋回直後に高度約1,500フィートに達してレベルオフすることになります。クロスウィンドは短いので、すぐに機首を南に向けます。

高度1,500フィート、速度70ノットで巡航するダウンウィンドは約3 nm(海里)と長く、景色を見る余裕ができるときです。でも、ちょっと脇見をしていると飛行諸元が崩れ、高度が100フィート以上ずれたり、速度が80ノットを超えたりします。速度超過はメインローター回転音の変化で気付きやすいのですが…。ダウンウィンドからベースへの第3旋回地点は、野球グラウンドを目安にできるので一番明確でした。

左水平旋回でベースに入ったらすぐに降下を開始します。速度を70→65→60ノットと減速しつつ高度を下げます。ここでしっかり速度を落としておかないと、ファイナル高度が高くなりがちでした。着陸するスポットとの位置関係を左に見ながら、タイミングを見計らってファイナルへと左降下旋回していきます。

チェックポイント上空を、高度900フィート、速度60ノットで通過するように修正しながら北上します。ファイナルに入ってから高度300フィートAGLまでは比較的得意なフェーズですが、その後の減速~スポット上でのホバリングまでがなかなか難しく、前回(その7)の「着陸進入」で述べたような状況の繰り返しです。

GPSの高度グラフで乱れがちなところを見ると、旋回地点付近に該当しています。左旋回で高度が上昇気味になるのを、まだ抑え込めていないようです。綺麗な台形の高度グラフを描くのが理想なんですが…。

ホバリング

トラフィックパターンを2周した後、5分間ほどホバリングの練習を行いました。いつもより短いですが、この後のTGLでもホバリングしますからね。

ホバリングは自転車に乗るようなものなのかもしれません。倒れないよう、ふらつかないよう、自然に反応できるまで体で覚える必要があります。どう修正するか頭で考えているようではいけません。自転車のように一度乗れるようになれば一生忘れない…のならいいのですが。ヘリのホバリングは、自転車のような左右だけでなく前後も上下も安定させなければならないので、一輪車か玉乗りかな。それとも、手のひらの上に棒を立ててバランスをとる感覚に近いかもしれません。

ティアドロップTGL

私が勝手に付けた名前です。前回(その7)と同じように、北東に離陸上昇し、右旋回して西向きに着陸進入する…という効率の良い離着陸訓練です。きょうも教官によるオートローテーションのデモを1回挟んで、12回繰り返しました。これだけやった分、上達しているハズなんですけどね。

4日目はここまで。スポットへの進入が面白くなってきました。次回も楽しみです。(5日目につづく)

※ 冒頭の写真はsiku社(独)のポリス・ヘリコプター、2018年1月6日撮影