はじめてのR22操縦(その14)

Day-9

9日目、風は北から東に変化、平均風速約6ノット、最大で14ノット。

駐機場から浮揚し、ラインに沿ってホバータクシーしてセンタースポットから北に離陸しました。タクシー中はまだ無駄な舵が多いのですが、かなり良くなった方です。左トラッフィックパターンでTGL(Touch and Go Landing)を2周(赤の航跡)したところで離陸方向を南に変え、右トラッフィックパターンを3周(青)TGL行いました。

芝スポットでホバリングとホバー・オートロを練習した後、再び北へ離陸して左トラッフィックパターンを1周(ピンク)し、オートローテーションで着陸しました。

その後は、効率良くオートローテーション訓練を行うため、南向きに離陸して180°旋回し、北向きに進入するオートローテーションを3回(緑)繰り返しました。

トラフィックパターンの旋回ポイントが、いまだにこんなバラバラです。場所によっては目標が曖昧…ということもありますが、はっきりした目標があっても、右回りと左回りでズレてますね。

オートローテーション

緑の航跡では、高度1,000フィート、対気速度70ノットの水平飛行からオートローテーションに入れます。エンターする位置は、風の向きと強さに応じて加減する必要があります。

)緑の航跡のオートローテーション1回目

  1. 左手(コレクティブ)レバーを速やかに下げると同時に、機首方位が変化しないよう右ペダルを踏む。このときスロットルを絞るという教官と、スロットルを絞るのはフルタッチの場合のみという教官がいます。スロットルを絞らなくても、左手レバーの動きに連動するリンク機構によりスロットルが増減するので、どちらでも良さそうです。
  2. オートロに入れた初動でメインローター回転数がやや低下するので、右手(サイクリック)スティックを少し引いて回転を回復させ、その後は速度65ノットを維持する。機体のピッチが変化しないように注意。機首が上がるとローターが過回転になるので…。回転計(エンジン回転とローター回転の一体計器)を確認する。ショート(目標より手前)になりそうなら速度70ノットに増速し、ローター回転数を90 %RPM(オートローテーション中の許容幅は90~110 %RPM)にする。目標をオーバーしそうなら、やや減速(でも50ノット以上を維持)するが、地面が近づいたら60ノット程度まで増速しておかないと、フレアが効かなくなる。スポットの20~30メートル手前を目指すようにするとよい。
  3. 地上高500フィートでスロットルをゆっくり85 %以上に開いてクラッチをつないでおく。ガバナの効果で自動的にエンジン回転数が上昇する。
  4. 地上高300フィートで右手スティックを引いて減速開始、左手レバーは下げたまま。
  5. 地上高40フィート(高度計ではなく感覚)で左手レバーを1センチほど引き上げてローターの過回転を抑え、右手スティックを引いてフレアを開始する。15°~20°の機首上げ姿勢で、進行方向と機首方位とを合わせる。右手スティックはそれ以上引かず、徐々にスキッドを水平にする。風がないときは、やや前進速度を残して接地させるのが安全。前進を止めようとすると、テールが地面に当たりやすくなって難しい。

)オートローテーションのパス4本。高度1,000フィート、速度70ノットで水平に進入してエンターするので降下開始が分かりやすい。

デブリーフィング

本日の指摘事項は…

  • 速度が低下してくると、また、風が正面以外から吹いていると、機首方位が不安定になりやすいので、ペダル操作による方向維持が重要

遂に、「もうソロに出られる」という嬉しいお言葉をいただきました。この日までの飛行時間は11時間09分、着陸回数は68回です。

風のある中、オートローテーションでの接地の感覚が少しつかめたような…。風が弱ければもっとうまくいきそうな気がしてます。9日目の訓練はここまでです。(10日目につづく)

※ 冒頭の写真は、苫小牧市科学センターに展示されている富士ベル204B-2ヘリコプターのトルク計器、2018年1月14日、やぶ悟空撮影