閉まらない踏切

ピーク時間の遮断時間が1時間当たり40分以上の踏切を「開かずの踏切」という(国土交通省)ようですが、ここ苫小牧には、まったく閉まらない踏切があります。苫小牧市民になって2年、その間に車や徒歩で何度もこの踏切を渡っていますが、遮断機が下りた状態を見たことは一度もありません。タイミングが合わないだけなんだろうか?

王子製紙の引き込み線

JR苫小牧駅から数百メートル西に位置するこの踏切、線路は王子製紙苫小牧工場の中へと入っていきます。「東北門踏切」のパネルには「JR貨物苫小牧貨物駅」の電話番号があります。王子製紙の貨物輸送線なんでしょうが、工場への引き込み線は柵と遮断機でいつも塞がれています。(

)線路にも遮断機が…。誤進入の防止。向こう側は王子製紙苫小牧工場

線路は錆びて真っ赤なので、少なくとも列車が毎日通ることはないようです。おまけに夏は伸びた雑草が線路の上を這っていました。おそらく数か月に一度か、もしかすると年に一回程度の使用?

)列車が走っていない証拠、その1(2017年9月)

この踏切を歩いて渡るたびに雑草チェックしましたが、成長はするものの、茎が切れたりつぶれたりすることはありませんでした。冬になって雪が積もると、こんな状態のまま今に至っています。(

)列車が走っていない証拠、その2(2018年2月)

勇姿

ネットで検索すると、この線路をコンテナ列車が通っている写真や動画を見つけました。

いずれも2月ですね。毎年2月に貨物輸送があったのでしょうか? 今はこの運用が廃止されたということですが、少なくとも私が苫小牧に住み始める直前までは使われていたことになります。惜しい! 鉄ちゃんじゃないけど見たかったな、貨物列車の入線を…。

とまれみよ

列車が通らないとはいえ、踏切での一時停止義務は無くなっていません。苫小牧警察署協議会(H29.9.27)の議事概要には、「停止線での一時停止が必要」という警察回答がありました。

まぁ当然ですが、駅から向かうと踏切のずっと手前から線路の遮断機が下りているのが見えるし、停止線で止まって左右確認する意味はまったくないことを知っているので、スピードも落とさず走り去る車もたまに目にします。大部分の車は規則どおりストップ・アンド・ゴーを繰り返していますが、燃料と時間の無駄だよなぁ、ブレーキパッドも減るし…、と歩道を歩きながらいつも思うのでした。

閉まらない踏切、他にもあるんだろうナ。めずらしく鉄道の話題でした。

※ 掲載した写真は、2017年9月および2018年2月、いずれもやぶ悟空撮影