再び千円

遅れ

スカイマークの遅延に遭遇して、また1,000円いただきました。「また」というのは以前にも経験したことがあったから(「1,000フィートと1,000円」をご覧ください)。今回はゴールデンウィーク明け、神戸→新千歳の便が1時間40分遅れとなりました。

)理由は「使用機到着遅れ」。変更後の13:45発からさらに10分遅れの13:55発に

搭乗ゲートを通過した後、窓越しに野口英世さんが見える封筒を、出発遅れの謝罪と共に手渡されました。中身は1枚。遅れてもほとんど影響のない私にとっては嬉しい心遣いです。

遅れた到着機は鹿児島からのSKY132便です。なんで遅れたのかな?

)webサイトでは「運航乗務員の調整のため、…」という説明

「機材」かと思ったら「運航乗務員」でしたか。これ以上の説明はありませんが、いろいろ勝手な想像を膨らませました。パイロットの体調不良や急病? 乗車したタクシーの交通事故? それとも単なる朝寝坊か、薩摩焼酎でアルコール・チェックが通らないとか? そこまでは妄想が過ぎますね、大変失礼しました。まあ、いろいろな事情で遅れることもあるでしょう。

定時運航

皮肉にも、その便の機内誌「SKY FRAU on MARK!」(2018 MAY)にこんな記事がありました。今月からリニューアルした機内誌の第1号です。

2017年度上半期「定時性NO.1」を達成した。

そうか、たまたま遅れに遭遇したンですね。二度も千円もらったのは運が良かったのかも!? じゃあこの「定時性NO.1」の根拠は?と興味を持って、元になる情報を調べてみました。

航空局の発表資料(※1)によれば、「H29年度上期」のスカイマークの「定時運航率」は「92.59 %」で国内トップになっています。2位は僅差で日本航空の92.49 %、3位はエアドゥの91.57 %で、全体でも90 %以上の高い率になっています。ここでは、定刻の15分以内に出発すれば定時運航と見なされます。

では、15分を越えて出発した「遅延率」はどうでしょう? 同じ発表資料によれば、やはりスカイマークが7.41 %で最も少なく、「欠航率」を見てもスカイマークは0.40 %で最少です。これらの値は関連が強いので、そうなるのでしょう。いずれも「H29年度上期」、つまり平成29年4月~9月の半年間の統計です。スバラシイ!

)機内誌(2018 MAY)「SKYMARKの舞台裏」より

それ以前の統計はどうかな? 気になって過去のデータも見てみました。

平成28年度通年の定時運航率1位はスターフライヤーで92.15 %、2位が日本航空の91.68 %です。90%以上はこの2社のみでした。その前年、平成27年度通年では定時運航率1位が同じくスターフライヤーで93.50 %、2位の日本航空は93.48 %とトップとの差はほんのわずかでした。スタ・フラとJAL、すごいっ!(※2)

航空局資料の注意書きに、「(略)路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。(略)」とあります。それでも航空会社にとって定時運航率、遅延率、欠航率は気になる項目でしょう。社内で努力を重ねて1位になれば、それをアピールしたいのは当然です。でも、率や順位ばかりにこだわるのではなく、安全に関することには一切妥協せず必要な時間を割き、その上で定時性確保に改善を尽くすという競争であれば、大いに歓迎したいと思います。

※1 航空輸送サービスに係る情報公開(平成29年度第3回)
~航空利用者に対する、航空輸送サービスの選択に資する情報の公開~、航空局航空ネットワーク部航空事業課、平成30年4月23日公開

※2 航空輸送サービスに係る情報公開、航空局航空ネットワーク部航空事業課