プロペラ

勇払マリーナにやってきました。苫小牧の東のほうです。平日なので釣り人もまばら、散歩らしき先輩方がちらほら。マリーナの陸に並んだ船のスクリューに、ふと目がとまりました。船のプロペラは回転方向が決まっているンだろうか?

右? それとも左?

見ていくと、(後ろから見て)右回りプロペラばかり並んでいるようです。

その中で、左回りプロペラのヤンマーを見つけました。

プロペラ一つだと片方向の回転なので、単発飛行機と同じように直進するのに不都合な特性が出るような気がします。飛行機では「プロペラ反トルク」、「プロペラ後流」、「Pファクター」、「ジャイロ効果」などの特性が出るし、右回りプロペラも左回りもあります。船の場合はプロペラが水中にあって後進(プロペラ逆回転)もかけるので、空とは違った動きになるようです。

そんな特性を打ち消すためでしょう。中には二重反転プロペラを使った船もありました。ほぉ、ボルボVOLVO PENTAですか。

さらに、二重反転プロペラを2基搭載した船もありました。

二重反転プロペラは、回転方向の異なるプロペラを同じ軸に配置する方式です。二重反転を使えば解決できる特性もあるはずです。飛行機やヘリコプターでも二重反転プロペラを使った機がありますが、構造が複雑になるなど、主流ではありません。

一軸右回り船

「排水型の一軸右回り船」とか、「一軸右回りの排水型の小型船舶」などという言葉が検索にかかりました。2級小型船舶操縦士の問題らしいです。エンジンが1台で、前進時にプロペラが(後ろから見て)右回りの船をこう言うのだそうです。

舵が中央であっても一軸右回りプロペラは、前進時に船首が左へ回頭しようとし、後進をかけると船尾が左舷へ振れる特性があるそうです。そのため、左舷を岸壁に着岸させやすいとのこと。それで右回りプロペラが多いんですね。船の特性もおもしろそうです。

潜水艦

呉市に海上自衛隊の潜水艦が展示されており、艦内の一部も公開されています。デカイ船の後尾に5枚プロペラが付いていますが、これって本物なのかなぁ? 引退した潜水艦ですけど、実物のプロペラ形状や枚数をさらけだすのは難しいのでは…。ダミーかもしれませんが、一軸右回りプロペラでした。

今回は、船のプロペラのハナシでした。

※ 写真はすべて、やぶ悟空撮影(2018年7月23日、潜水艦は2015年10月)