北海道の気象レーダー 3、昆布森

気象庁のレーダーサイトを探して、毛無山の次は道東の「昆布森気象レーダー観測所」にやってきました。釧路町内の国道44号線から道道1128号線を昆布森方面に入って約2kmほど進むと、右手に気象レーダーが見えてきます。道路脇にあってアクセスは容易です。

建物には「釧路地方気象台 昆布森気象レーダー観測所」とあります。ここだっ! しかし、地理院地図には記載がありません。他のレーダーサイトには(電波塔)の地図記号があるのですが…。

ここは、ほぼ平地のようなロケーションです。気象庁webサイトの情報では、

  • アンテナの海抜高度:121.5 m
  • 地上からの高さ:24.0 m

となっています。つまり、この場所の標高は97.5メートルということになりますね。

昆布森気象レーダーからわずか8kmほど北に、航空局の釧路航空路監視レーダーがありますが、そちらの標高もわずか135メートル程度です。道東の釧路周辺には、レーダーを設置するのに適当な高い山がないのです。見方を変えれば、平地に設置しても電波が遮蔽されずに必要なカバレージを確保しやすいとも言えます。

そうは言っても地球は丸いため、レーダーを平地に置くと雨雲にしろ航空機にしろ、遠方ほど低高度エリアが写らなくなるので、やはり少しでも標高の高い敷地を選定するのが普通です。

次回は、横津岳気象レーダー観測所を紹介する予定です。

※ 写真はいずれも、2018年8月17日、やぶ悟空撮影