さらば、Windows

古いノートPCに「LINUX MINT」を入れてみました。スペックの低いパソコンでも快適に使えるOSなのだそうです。PCに詳しくない私でも大丈夫でしょうか?

遅いっ、ダイナブック

古いノートPCというのは、5年以上前に購入したdynabookです。CPUはCeleron 8471.1GHz、メモリ4GBでハードディスクは500GBです。Windows 10 Homeですが、メールの確認をするだけでも何か不具合があるンじゃないかと思うほど待たされ、イライラしていました。他に日常使いのデスクトップPCで用は済むので、ほとんど使っていないこのdynabookを新しくする必要はありません。でも、もったいないので何か良い使い道がないものかと思案していたところ、「LINUX MINT」を教えてもらったのです。

リナックスって、難しそう

LINUXが無料で使えるOSだということは以前から知っていましたが、コマンドを打たなきゃいけない難しそうな固定観念がありました。でも、近ごろ評判らしい「LINUX MINT」は特別の知識はいらず、ほとんどWindowsライクに使えるそうです。2GBRAM20GBHDD空き容量、1024×768の解像度で良いとのこと、私のdynabookよりさらに低スペックのパソコンでもサクサク動くというし、期待が膨らみます。ネットに繋がってメールができるだけでもいいか、と「LINUX MINT」をインストールすることにしました。

容易じゃないインストール

周囲のアドバイスやネットの情報により、導入するのは「LINUX MINT 19 “Tara”」とし、エディションは Xfce (64-bit) を選択しました。

インストールの手順の詳細は、他のネット情報などを見ていただきましょう。ほとんどは、簡単に問題なくインストール完了、などと書いてあります。私もそのつもりでインストール作業を開始しましたが、途中で選択に困る場面がいくつも出てきました。メッセージが何を聞いているのか、よく分からないのです。大事なデータは外付けハードディスクにバックアップを取ってありますが、(デュアルブートなどは難しそうなので)このまま進めていくとWindows 10には戻れないという怖さがありました。イチかバチかでインストールを進めていくと、案の定うまくいかず、いつまでもインストールが終わらない状態になってしまいました。何時間かかっても「インストール完了」メッセージが出ないのはさすがにおかしいだろうと、いったん中断させました。

この後、何日間か何回もインストール作業を続けましたが、ほとんど改善しません。ネットでMINTインストール不具合などを検索するも、表現や用語が難しくて私には理解できません。そのうちPC修理屋さんにお願いするしかないと諦めて放置してしまいました。その間に私的出張があり、年末の慌ただしさの中ひどい風邪を引き、年が明けても完全に治りきらない状態で、頼みの綱であるデスクトップPCが起動しなくなってしまいました。こうなると、ネットにつながるのはスマホだけです。こりゃ、ちょっとマズイな。

再び MINTチャレンジ

メインのデスクトップPCを自力で回復させるのは困難と判断し、すぐ修理に出しました。それからdynabookへのLINUX MINTインストール作業を再開です。途中の選択肢でまだ試していない方法がいくつも残っています。WiFiオフにしてLANケーブルをつなぐ、ワイヤレスマウスをUSB端子に差す、パーティションを…、意味もわからずひとつひとつ潰していくのは情けない作業ですが、無知は無知なりに進めるしかありません。

そんなあるとき「インストール完了」メッセージが遂に出ました。おっ、できたのか? 画面の指示どおり起動ディスクを抜いて再起動してみると…、立ち上がりません。ハードディスクからブートしないのです。ダメか。 また、インストール作業に戻ります。冬の低い日差しが消え窓の外が薄暗くなり始めたころ、インストール完了メッセージが出て再起動してみると、何やら起動シーケンスが動いている様子。ついにパスワード入力画面が現れました。行けそう! パスワードを入力してENTERキーを押すと…起動しました! やったぁ、LINUX MINT 19 Xfceタラ」ちゃんです。

快適! LINUX MINT

古いdynabookがキビキビと動いてくれます。快適です。最初から日本語が使えます。WiFiもアイコンからパスワードを入れるとすぐにつながりました。多くの便利なアプリケーションソフトがすぐに使える状態になっています。

  • FireFoxウェブブラウザ
  • Thunderbirdメールソフト
  • Inkscapeグラフィクスソフト
  • VLCメディアプレイヤー

これらはWindowsで私がよく使っているソフトで、LINUX MINTでも手間いらずで使えるのは助かります。

  • LibreOfficeシリーズ

も全てインストール済みで、マイクロソフト・オフィスで作成されたファイルを読み込むことができました。また、アップデートマネージャでシステムを最新の状態にするのも容易でした。電源オフ状態からの起動が早く(私のdynabookで1分以内)、この文章を書いているテキストエディタの入力も快適で、日本語変換(Mozc)もWindowsのIMEよりずっと賢く感じます。

ひとつだけ、LINUX MINTで使えるアプリがまだ見つかっていません。画像を指定したサイズで切り出したり、リサイズできる軽量でシンプルなツールがあるといいのですが…。ブログに載せる絵や図を作成するのにGIMP(MINTに入ってます)では少し大げさな気がするので。 この記事はすべて LINUX MINT 19 Xfce を入れた古いdynabookで作成しましたが、画像が少ないのはそのせいです。

おわりに

軽自動車でよく感じること。普通車並みに豪華な機能をあれこれ装備して重量が増え、走りを損なわないようにとターボを付けエンジンパワーを上げる、そうして燃費が悪くなり価格も上昇する。そんな流れに何か違和感を持っています。

Windowsの進化の変遷が軽自動車に似ている気がしました。ハードウェアの高速化・大容量化を前提にしたOSの進化、これで本当に使いやすくなっているのでしょうか? セキュリティは向上したのでしょうが、いかんせん重すぎます。車のサイズを小さくし重いスライドドアをなくして総重量を抑え、走る曲がる止まるの基本性能を大事にして安全装備以外はできるだけ省く、そんなクルマがあってもいいでしょう。LINUX MINTを使ってまだ日が浅いのですが、そんな思いが浮かびました。

私がLINUX MINT 19 “Tara”のインストールに手間取っている間に、次の LINUX MINT 19.1 “Tessa” がリリースされたようです。興味のある方は試してみては?

コメント

  1. アバター イカゴロ より:

    お疲れ様です。MINTとの格闘、ご苦労さまでした。正常に乗り換えることができてよかったですネ。MINTはUbuntuより画面も綺麗ですし、学者肌のやぶ悟空さんにはお似合いのOSかもしれません。軽量・シンプルな画像Linuxアプリをじっくりと探すのもよいですが、使い慣れたWindowsものを”Wine”で動かす手もありかと思います。これからは、MINTで解らないことはやぶ悟空さんに聞くこととします。

    • やぶ悟空 やぶ悟空 より:

      インストールでは苦労しましたが、いったん動くようになると快適で気持ちいいですね。まだ、長年使い慣れたWindowsと同じようにできるわけではありませんが、徐々に慣れていくつもりです。デスクトップPC(Windows7)の修理が完了すればまだ使い続けますので、上手く使い分けていこうと思います。