着陸混雑と空域

神戸空港に着陸しようとしていた時、滑走路と反対方向へ迂回させられました。着陸機混雑のため…というアナウンスです。へ~ぇ、めずらしいな。あとで「Flightradar24」で見てみよっと。

神戸着陸

▲Flightradar24によるSKY174の飛行航跡

新千歳発、神戸行のスカイマーク174便です。定時運航率1位(2017年度、特定本邦航空運送事業者)というだけあって、定時にブロックアウトすることが多くなったと感じます。順調に飛行を続け、神戸到着は予定の17時00分より大幅に早まりそうでしたが…。

エア・ドゥ120便の進入航跡(Flightradar24による)

16時43分、同じ新千歳→神戸を先行するADO120が神戸空港の滑走路27に着陸しました。このとき明石海峡大橋付近を西に飛行しているのは、ADO着陸直前の41分に出発したSNJ29(ソラシドエア29便)です。滑走路27から離陸しました。

スカイマーク109便の進入航跡(Flightradar24による)

ADO120着陸9分後の16時52分、羽田からのSKY109が滑走路09に着陸しました。この便も少しだけ迂回させられたようです。SKY174がそれに続いてファイナルにいます。

スカイマーク174便の進入航跡(Flightradar24による)

これが私の搭乗便、SKY174です。加古川から海上に出た後、いったん右360°旋回しました。前の進入機との間隔をとるため、さらにS字飛行をした後、滑走路09へと最終進入を開始したンですね。私の記憶でもたしかこんな飛行でした。

  • ADO : AIRDO、エア・ドゥ
  • ATA : Actual Time of Arrival、実到着時刻
  • FL : Flight Level
  • RWY : Runway、滑走路
  • SKY : Skymark Airlines、スカイマーク
  • SNJ : Solaseed Air、ソラシドエア

この間、使用滑走路が27から09に変わっていますが、風向きが変わったせいではありません。アメダス神戸ではこのとおり。

▲気象庁webサイトより

この時間帯、滑走路09には追い風での進入となっており、SKY174が着陸したときは風速が少し強まっていました。

周辺の空域設定を見てみましょう。

▲関西ターミナルコントロールエリア(部分)(AIS JAPAN、AIP赤字加筆)

神戸空港は、関西国際空港や大阪国際(伊丹)空港に近いため、空域の余裕がありません。神戸の滑走路は0927ですが、実質的に空港西側の低い空域しか使えないため、進入も出発も明石海峡大橋を通ることになるのです。(赤点線部分を拡大して下図に示す)

▲神戸特別管制区(AIS JAPAN、AIP赤字加筆)

天井が 5,000(一部は 4,000)フィートに抑えられたトンネルのような空域を抜けると、半径5nm(5海里)の神戸空港の管制圏につながります。関西国際空港の滑走路24に進入する航空機が、神戸PCA(特別管制区)のすぐ南まで次々と接近し、神戸管制圏の上空2,500フィートを通過後に大きく右旋回していきます。なんか、ヒヤヒヤものだなぁ。

  • AIS : Aeronautical Information Service Center
  • AIP : Aeronautical Information Publication
  • nm : nautical mile
  • PCA : Positive Control Area
  • TCA : Terminal Control Area

▲神戸空港への進入中に見えた明石海峡大橋

新千歳着陸

数日後、帰りの便が新千歳空港に進入した際も少しばかり迂回させられました。

▲新千歳空港への進入機多数(Flightradar24による飛行航跡)

大湊飛行場(海上自衛隊)を右下に見たころから新千歳管制官のレーダー誘導で何度か進路を変え、曲がった経路ながらも着陸順に並ばされました。よく見ると、神戸発新千歳行のADO119便が前の方にいました。往路・復路とも、スカイマーク便より少し早い時刻にANAと共同運航のエア・ドゥ便があるのです(価格で選ぶとほぼスカイマークになるので、私はこの路線でエア・ドゥに乗ったことはありません)

スカイマーク173便の進入航跡(Flightradar24による)

SKY173は、この飛行経路でも定時の1分前に到着することができました。「本日も、定時運航へのご協力、ありがとうございました。」

※ 写真2枚は、神戸空港へ向けて降下または進入中のスカイマーク737-800型機、2019年4月18日、やぶ悟空撮影

コメント

  1. アバター AMIGO より:

    管制が入り乱れた空域を飛ぶパイロットは超大変ですね。