11月3日(金・祝)雨で暗い朝。午前11時すぎ、苫小牧に大雨警報が出されました。おいおい、予報とずいぶん違うじゃないの。気象レーダーは苫小牧市だけが真っ赤。新千歳空港の離着陸はダイジョブかな?
東へ
flightradar24で航跡を見てみます。着陸滑走路は19L、北からの進入です。
- 10時01分 :
この時点では、通常のパターンで進入しています。
- 10時21分 :
強い雨雲を避けるため、進入機は少し東にふくらんでいます。ほぼ同じ時刻の雨雲は、下の図でご覧ください(見にくくてスイマセン)。
- 10時44分 :
雨雲も東に延び、形が少し変わってきました。さらに東へふくらんで、ベース・レグが長いね。
- 10時47分 :
雨雲が東に移動するにつれ、飛行航跡はますます山側にふくらみます。山岳地域の高度にご注意を!
- 10時58分 :
三角定規のパターンになってしまった。
- 11時04分 :
こんな変形レーダー・ベクターも。
西へ
これ以上、東の山側に振ると、高度処理も大変そう。トラフィックの区切りを見計らって、
- 11時12分 :
ついに西側へ誘導し始めました。祝日で自衛隊機が少ないから西側も使えるンですね。しばらくの間、西側トラフィック・パターンを利用しました。
- 11時54分 :
中には、こんな進入航跡も…。上空から支笏湖の観光かな?
- 11時57分 :
コブ付き第4旋回?
- 12時00分 :
こちらも支笏湖観光…と思ったら、東側に戻されてしまったようで。
復帰
- 12時44分 :苫小牧の大雨警報が解除されました。
- 12時52分 :
やっといつもの綺麗なパターンに戻ったようです。関係の皆さま、おつかれさまでした。
※ 写真は、新千歳空港から離陸上昇する吉祥航空A320、2017年11月2日撮影
※ 飛行航跡は「flightradar24」を、気象レーダー画像は「tenki.jp」と「HBCお天気」を使わせていただきました。
コメント
ひさびさのflightradar24ネタですネ。楽しく拝見いたしました。
樽前山に登ったときに、西側トラフィック・パターンに入ってほしいなー。
なかなか興味深いです!
自衛隊機の飛行が多い平日だったら、レーダー・ベクター大変そう。遅延にも直結。冬の嵐の時期だとさらに!