「北緯44度の旅、その1」からのつづき
網走湾沿いに西を目指しています。斜里町の市街で国道334号から国道244号に入りました。スピードは抑えつつ、涛沸湖や原生花園にも立ち寄らずに海沿いを網走に向かいます。
知床半島を横切って海に抜けた北緯44度線は、網走市駒場北のあたりで再び北海道に上陸します。国道脇の小さな駐車スペースを、北緯44度線が横切っていました。(午前10時過ぎ)
▲ 北緯44度線、網走に上陸
さてと、クルマをさらに西へと進め、網走湖の北岸を走る国道238号に入ります。ここで、北緯44度線を2回またぐことになる場所があります。交通の流れが良いので時間的にはほんの一瞬なのですが…。(写真はありません。上の地図の「!」位置)
その後、能取湖岸を大回りして「チェック・ポイント2」に接近していきます。
東経144度(チェック・ポイント2)
北緯44度/東経144度の「チェック・ポイント2」は北見市常呂町です。地図を拡大して見てみましょう。
▲「チェック・ポイント2」付近
目印にしておいた神社は、祭りか何かでしょうか、狭い道の両脇にたくさんの車が…。そういや、さっき選挙カーとすれ違ったけど、神社で演説会でもあったのかな?
そのT字交差点からトコロ幌内川沿いに細い道を進みます。畑が途切れるあたりまで来ると道はいっそう狭まりました。
▲ ためらう進入
ゲートは閉まっていませんが、この先は林道のようです。計画では、ポン幌内川に沿って南下していくと「チェック・ポイント2」に最も近い北緯44度線に到達できるはずなのです(上の地図の赤破線)。擦り傷だらけのマイ軽なら気にせず進めるのですが、今回はピッカピカで車幅も広いレンタカーなので、草や小枝で塗装に傷をつけてしまうのが必至。残念だけど、ここで諦めることに…。(Give up! ポイント)
▲「チェック・ポイント2」がある方向
代わりと言ってはナンですが、「チェック・ポイント2」にいちばん近い東経144度線上で撮影しておきました。(午前11時半)
これで「チェック・ポイント2」を後にすることにします。
この先は、北緯44度線から少し離れますが、北見農道離着陸場(スカイポートきたみ)に立ち寄ってから「チェック・ポイント3」に向かうことにします。
▲ スカイポートきたみ
「OPEN」の札は出ていましたがグライダーの運航はない日のようで、草刈作業が行われていました。綺麗になさってますね。
▲ スカイポートきたみ
なにやら空模様があやしくなってきたゾ。この後、短時間でしたがシャワーを浴びました。
▲「チェック・ポイント2」から「3」への途中経路
この先「チェック・ポイント3」までは少し距離があります。途中、北緯44度線を2回横切るコース取りにしました。
▲ 北緯44度のガソリンスタンドで
▲ エネオスは国道242号沿い
住所は「遠軽町生田原水穂」、最寄り駅は石北本線「安国」です。
そしてもう少し進むと…
▲ 北緯44度のパークゴルフ場で
遠軽町丸瀬布の総合スポーツ公園内で、シニア男女数名がパークゴルフを楽しんでいました。ここで長めの休憩。(午後2時過ぎ)
この先は、旭川紋別自動車道(無料)を利用して移動時間を節約します。
東経143度(チェック・ポイント3)
上川町の浮島インターで高速をおり、紋別市に向かう国道273号を北上します。北緯44度/東経143度の「チェック・ポイント3」は長い浮島トンネルを抜けた少し先、紋別郡滝上町にあります。
国道273号以外には、付近に道はまったくありません。
▲ 国道273号上の北緯44度
いかにもクマが出そうな山中の「チェック・ポイント3」まで、計算上は約870メートルの地点です。(午後3時半)
ここからは、ルートの都合上いったん引き返し、再び浮島インターから西を目指します。残るは「チェック・ポイント4」だけなのですが、すでに早朝から 500 km近く走っています。この先まだ150 kmほど走行するハズなので、無理せず1泊することにしました。
そうと決めたら…、日没までの間に今は使われていない愛別飛行場に立ち寄ってみることにします。
▲ 愛別飛行場のタワー
▲ 大きな格納庫も
愛別飛行場は、少しの手入れで運航できそうな、設備の整った飛行場とお見受けしました。このページ冒頭の写真は、愛別飛行場のタワー屋上のアンテナです。
さて、温泉でロングドライブの疲れを癒した翌日のハナシは…
「北緯44度の旅、その3」につづく。
※ 写真はすべて、2019年9月、やぶ悟空撮影
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- 「北緯43度の旅」(2017年)もご覧ください。
- 「北緯45度を目指して」(2019年)も追加しました。