「北緯44度の旅、その2」からのつづき
きのうに引き続き、きょうもいい天気です。高齢者は早起き、早朝の日差しを背に受けながら最後の「チェック・ポイント4」を目指すことにします。
東経142度(チェック・ポイント4)
ここも人を寄せ付けない奥山のポイントです。東側からだと幌加内までしか近寄れませんが、ひとまずはそこへ。
この先は道道126号の未開通区間、建設中止が決まっています。
▲ 北緯44度。幌加内町で
ここは「チェック・ポイント4」に東側から接近できる限界ポイントです。幌加内といえば、日本一のそば処。白い花びらに浮かんだ朝露が輝いていました(冒頭の写真、そばの花)。まもなく収穫時期を迎えるでしょう。ことしも美味しく育てよ。
ここから先は大きく迂回するしかありませんので、国道275号経由の南回りを選択しました。沼田町から北上する山道(道道867号)に入ると、やたらとダンプカーとすれ違います。道幅には余裕がありますが、作業現場でもあるのでしょうか?
1時間以上かけて「チェック・ポイント4」の西側に回り込み、北緯44度線に近付いていくと…やはり現場がありました。石炭のようです。今も留萌炭田の採掘が続けられていました。その出入口を過ぎた数百メートル先が、北緯44度線でした。(午前8時過ぎ)
▲ 北緯44度。小平町達布で
北緯44度/東経142度の「チェック・ポイント4」は沼田町の山中にありますが、北緯44度線上の最寄り地点はココ、小平町となります。
他にも、東経142度線を北側から攻め入ると、もっと「チェック・ポイント4」の近くまで行けそうなのですが、その道道126号は今年5月から通行止になっているので除外せざるを得ません。
あとは北緯44度線が日本海に抜けるポイントを目指すだけです。さあ、西へ。
▲ 北緯44度。小平町富里の平和橋で
途中、北緯44度線が橋を横切っていたのでパチリ。
ゴールは日本海
▲ 日本海に抜けた北緯44度線
ここは北海道留萌郡小平町の臼谷海水浴場です(午前9時過ぎ)。ついに日本海に到達!
▲ 国道232号(239号重複)沿いの小平町臼谷
32年前まで、国鉄羽幌線の臼谷駅があった町です。
気持ちのいい晴れなンですが、日本海側だけに風は少し強め。そんな中、臼谷漁港では新造船のお披露目が行われていました。大漁を!
この旅の走行経路は赤色で、こんな感じになりました。朝6時半に東端の羅臼町を出発して、北緯44度線に沿って寄り道しながら西へ、途中1泊して翌朝9時に到着した西端の小平町まで、走行距離は 600 kmを超えました。
アイス休憩
この旅のスタート前日は、道東の中標津町にいました。街はずれの国道272号脇に、こんなソフトクリームが立っていました。
▲ 東経145度のソフトクリーム
このソフトの立っている場所が、なんと! 東経145度ピッタリなのです。まさか意図して 00分00秒に置いた訳じゃないと思いますが…。
※ 写真はすべて、2019年、やぶ悟空撮影
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- 「北緯43度の旅」(2017年)もご覧ください。
- 「北緯45度を目指して」(2019年)も追加しました。
コメント
残るは45Nですね。来年ですか?
すでにいろいろと考えています。お楽しみに。