前回(その2)は鵡川の河口に近い「宮戸ヘリポート」でした。(その3)では内陸に入った穂別地区にある(旧穂別町)「穂別ヘリポート」を紹介します。
穂別ヘリポート
「鵡川左岸ヘリポート」というのが正式名称のようです。「宮戸ヘリポート」も鵡川の左岸にあって、「鵡川左岸」だけでは誤解を生じそうなので「穂別ヘリポート」とすることにします。でも、他にも「むかわ穂別ICヘリポート」があるのでご注意を…。
▲ むかわ町のヘリポート(地理院地図に加筆)
場所はむかわ町の地理的な中心あたり。ここにも舗装ヘリポートが用意されていました。
▲ 穂別ヘリポート(Googleマップに加筆)
ここも鵡川の堤防の上にあり、「HOBETSU」とマーキングされています。海側からだと鵡川に沿って道道74号を北上し、穂別市街の標識で信号を左折したらすぐ橋の手前で右折、堤防上を200メートル進んだ右手です。ここは北海道開発局の「穂別水防拠点」です。
▲ 穂別ヘリポートのマーキング
離着陸方位は、Googleマップで見た限りでは15/33ぐらいかと思います(地磁気偏差:9°W)。支障となりそうな障害物は見当たりません。
道庁の資料ではヘリパッドの広さが 23×20メートルとなっており、少々縦長です。標高は約60メートル(地理院地図より)。
▲ 穂別ヘリポートのポール
ここも吹き流し用のポールが立っています。離着陸時はウィンドソックを出すのでしょう。
▲ ヘリパッド上にクルミが…
固い路面を利用した、賢いカラスの仕業かも。
▲ 穂別博物館
穂別地区からは「カムイサウルス・ジャポニクス」(むかわ竜)が発掘され、日本で最大の恐竜全身骨格として話題になりました。穂別博物館には、なんとかサウルスなどの生態復元模型なども展示されています。
次回(その4)では、「富内ヘリポート」を紹介する予定です。
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※ 2005年に鵡川町と穂別町が合併し、町名が「むかわ町」とひらがなに変わりましたが、川の名前など漢字の「鵡川」の名は数多く残っています。
※ Googleマップ以外の写真はすべて、やぶ悟空撮影
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