軽トラ除雪車

7月になりました。夏ですけど雪の話題を…。とある公共施設の駐車場片隅に、スノープラウを取り付けた軽トラが置いてありました。ダイハツのハイゼットトラック。6月になっても排雪板を取り外さずにいるということは、除雪専用に使っているのでしょう。雪のない季節は軽トラとして有効活用すればいいのに…。

▲ 除雪車両

スノープラウ」すなわち「排雪板」が付けられています。軽トラだと4WDでも土砂を相手にするのは厳しいでしょうから「排土板」とは言えないよね。「プラウ」(plow)は農機具の「すき」のこと、動詞では「耕す」という意味もあるようで。

▲ スノープラウ

このスノープラウは、どうやらアイバワークス製のようです。「フラットタイプ」という角度調整ができない固定型で、幅1.5メートル・高さ35センチ、重量は約35kgとのこと。webサイト掲載価格は11万円(消費税・取付費別)とあります(2020年6月時点)。手動で左右に角度調整(最大30度まで、5段階)ができるタイプは、価格が4.5万円ほど高くなっています。2019年10月1日から価格変更(値上げ)のお知らせが載っていました。


▲ ハンドル操作

手動でキャスター(車輪)を下げると移動が容易になります。前進で雪を押すときは、ハンドルを黄色点線の位置に操作すると車輪が上がって排雪板が地面まで下ります。作業中いちいち操作するのは面倒なので、除雪を始めたら前進も後進も排雪板を下げたままでしょうね。(ジムニー用には室内スイッチで上下できる電動油圧式タイプも選べるようです)


▲ 車体の取付部

各社の軽トラに対応していますが、車種によっては取り付けに加工が必要とのこと。車体との脱着は、左右のピン2本で簡単にできるそうです。排雪板は、障害物に当たると前方に傾くようになっています。左右にバネが付いているのはそのためですね。

注意

AIBAWORKSwebサイトを見てみました。

除雪以外の目的では使用しないで下さい。」とあります。やっぱり土や砂に使っちゃいけないんだ。

2WD車とオートマチック車への取り付けはできません」と書いてありました。四駆じゃないとスリップして押せないし、オートマだとトルコンへの負荷が大きいからでしょう。つまり、四駆のマニュアルミッション車で使ってください、ってことですね。

タイヤチェーンは装着しないでください」という注意もありました。チェーンはグリップが強くなって車体などに加わる負荷が大きくなるからでしょうか? 「除雪は時速5km以下で」という速度制限も、車体へのダメージを考慮してのことでしょう。

そして、公道では使用(走行も除雪も)できないそうなので、ご注意を。

▲ これは千歳飛行場の大型スノープラウ(2016年8月7日撮影)

舗装された広い駐車場などの除雪にお困りで、もしマニュアル車の軽トラックやジムニーをお持ちの方なら検討してみては?

※ 写真はすべて、やぶ悟空撮影