前回(3)は 室蘭地方気象台 を訪れました。今回(4)では お隣り登別市のアメダス2か所(登別、カルルス)を紹介します。
胆振地方にある気象観測所14か所のマップは、こちらでご確認ください。
アメダス登別
登別市の少し山の方です。むかし札内小学校だったところが「のぼりべつ酪農館」になっています。その旧グラウンド脇にアメダスがありました。
▲ アメダス登別
アメダス四要素である降水量、気温、風向風速、日照時間に加え、積雪深を観測しています。
▲ 登別地域気象観測所(アメダス)
他のアメダスと比べて特に変わったところは見当たりませんが、敷地内には人工芝が張ってありました。
アメダス・カルルス
登別からオロフレ峠に向かって北上したカルルス温泉の入り口です。郵便局向かいの、カルルス温泉駐車場の奥の方にありました。
▲ アメダス・カルルス
ここで観測しているのは、アメダス洞爺湖温泉と同じく、降水量だけです。
▲ 雨量計(アメダス・カルルス)
北国のアメダスで一般的な、転倒ます型温水式雨量計(温水式)です。
▲ バスの駐車場
アメダス観測所の傍に、近くの温泉宿の送迎バスが駐車してありました。Googleマップやストリートビューにもこのバスが写っているところを見ると、ここを定位置にしているようですね。雨量だけなのでアメダス観測にバスの影響はないでしょう。
▲ サンライバスキー場
カルルス温泉街の上には、標高1040mの来馬岳すそ野に広がるサンライバスキー場があります。スキー場と温泉の組み合わせって、完璧!
登別市カルルス町。アイヌ語由来の地名が多い北海道ですが、「カルルス」という響きは少し異質な感じですね。ネット情報によると、泉質が似ている世界的に有名な温泉地「カルルスバード」から名付けられたとのこと。現チェコ共和国のカルロヴィ・ヴァリ(ドイツ語名:カールスバート、カルルスバード)だそうです。北海道で第1号の国民保養温泉地に指定された名湯です。
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次のアメダスはどこへ? (5)につづく。
※ 写真はすべて、2020年5月、やぶ悟空撮影