胆振のアメダスめぐり(6)

これまで訪れた胆振地方のアメダスは 14か所中の11か所になりました。今回は白老町の2か所、森野白老 です。

胆振地方にある気象観測所14か所のマップは、こちらでご確認ください。

アメダス森野

熊が出そうな白老町の森野(もりの)は、白老ICから白老川に沿って10km少々山側に入ります。ホロケナシ駐車公園の、道を挟んで反対側にアメダスがありました。

▲ アメダス森野

ここで観測しているのは、アメダス四要素(気温、降水量、風向風速、日照時間)です。積雪深は測っていません。

敷地にはシートが張ってありました。人工芝ではないので見栄えは良くないですが、草刈り作業を省略できそうです。

観測装置を設置する場所を 露場(ろじょう)と言うそうです。周囲の人工物の影響を受けないよう配慮され、「地面からの熱を避けるための芝生が植えられています」と気象庁のwebサイトには記載されています。日射の照り返しや雨滴の跳ね返りを少なくするための天然芝の代わりに人工芝を使っても観測には影響がないとのこと。こういう防草シートのようなものでもいいのでしょうか?

▲ 森野地域気象観測所

▲ アメダス森野への入口

この地区は、「イオル再生事業」としてアイヌの伝統的生活で用いる樹木の苗木を育成している場所だそうです。

白老町のポロト湖畔には、アイヌ文化の発信拠点となる国立施設「ウポポイ」(民族共生象徴空間)が完成し、新型コロナウィルスの影響で少し遅れましたが、すでにオープンしています。

アメダス白老

白老川を下って太平洋に出ると、国道36号の脇にアメダス白老(しらおい)があります。(アメダス白老の写真は、いずれも2016年11月撮影)

▲ アメダス白老

▲ 四要素(アメダス白老)

ここで観測しているのは、アメダス四要素(気温、降水量、風向風速、日照時間)プラス積雪深です。

▲ 日照計(アメダス白老)

日照時間(太陽が照らした時間)を測る日照計の仕組みを調べてみました。

アメダスの日照計は、このように斜めに取り付けられています。固定金具には目盛りが付いていて、設置場所の緯度に合わせた角度に調整されているようです。

30秒間で1回転する鏡で太陽光を反射させてセンサーに導きます。どのくらいの直達日射量があるかセンサーが感知し、1平方メートルあたり0.12kW以上の場合に日照があると判断して日照時間を測ります。観測は1分単位ですが、アメダスwebサイトでは 0.1時間(6分間)単位で表されています。

▲ 回転するミラー部

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さて、胆振のアメダスめぐりは 次回(7)で最後です。最終回は「苫小牧」を紹介します。

※ 特記のない写真は、2020年5月、やぶ悟空撮影