前記事からのつづき。
たきかわスカイパークには曳航機ロバンがもう1機あります。それがこの JA40TW、オレンジ・ロバン。その働きを追ってみました。
▲ ロバン、JA40TW
Avions Pierre Robin DR400/180R は、「cranked wing」といわれる翼の中ほどから翼端側に14°の上反角を持たせた特徴的な主翼を持っています。また、写真では分かりにくいですが主翼前縁のラインも「cranked」形状になっています。
▲ Robin DR400/180 (POH and Flight Manual, Ed12 Rev2 – March 1995)
▲ 朝のロバン、JA40TW
休日朝のスカイパーク、さあ仕事開始!
オレンジとブルーの2機のロバンが発航準備ができたグライダーを曳航し、離陸してはすぐに戻って次の機体を…と交互にくるくると忙しそうです。その間に帰投して着陸するグライダーもあり、舗装滑走路だけでなくグラスもフル活用しています。
▲ 離陸と着陸
JA40TWオレンジ・ロバンが JA2410(T2)を曳航して離陸したすぐ後ろに、ノーズペイントが剥げた JA20HC(HC)が進入してきました。グライダーは共に滝川スカイスポーツ振興協会所属の複座機、アレキサンダー・シュライハーASK21です。
▲ 離陸と着陸
混雑空港の管制官のようなタイミングでさばいている様子。
▲ ピスト、Solarium-1
屋根にはソーラーパネルと気象観測装置が、ディスコーンアンテナは支柱に縛り付けてありました。このウェザーステーションは、風向・風速、温度・湿度、雨量、気圧を計測する優れモノらしい。ハコは、おそらく上空視界を優先にしたガラス張り設計なのでしょうが、日差しがたっぷりで暑そうです。
毎年恒例のサマトレ、「サマートレーニングコース 2020」は、新型コロナの影響で一部中止となりましたが、8月~10月の計5コースは進行中のようです。(SATAのwebより)
※ 写真はすべて、2020年8月、やぶ悟空撮影