きょう2020年12月13日、苫小牧中央インターチェンジが開通しました。その2日前の写真から。
▲ 通り初めの準備
通り初め式は正午ごろから、利用開始は15時から。
▲ 出口ゲート
路面が舗装されてマーキングが終わると奇麗です。
室蘭方面は直進して橋を渡り、270°レフトターン。札幌は左へ。日高や浦川へは札幌方面に向かって苫小牧東ICから分岐します。
この時はまだ三角コーンや標識のカバーなどが施されていました。
▲ 入口ゲート付近
苫小牧中央ICから出て左に進むと…
▲ 国道276号との接続点
右折すると苫小牧の中心部まですぐです。
工事現場を振り返る
空から見ると…
▲ 空中写真(国土地理院)
ここは高丘森林公園です。その森を切り開いてインター建設工事が進められました。本体工事が始まったのは、2017年度です。
▲ 縄文時代の痕跡
高速道路の南側で、同じ位置から同じ方向(西)を撮影したものです。工事が始まると、埋もれていた縄文時代の「苫小牧市 高丘8遺跡」(遺跡番号:J-02-286)が表れました。発掘や調査は2019年夏までに終え、今では跡形もなくなっています。
▲ 縄文遺跡
高速道路の北側にも縄文遺跡が出てきました。縄文時代の前期前半とみられ、「当時の集落範囲の一部と考えられる」とのこと。「中~後期は狩猟の場として利用」されたようです。(全国遺跡報告総覧、奈良文化財研究所)
▲ 縄文遺跡(Googleマップ)
左が高速道路の北側、右は南側の拡大です。先に掲げた国土地理院の空中写真と、ほぼ同時期に撮影されたようです。Googleマップの画像は比較的細部まで見えています。
▲ 高丘のタヌキ
苫小牧中央ICの工事が始まったころに撮影したタヌキです。場所は高速道路のすぐ北側のあたり。高丘森林公園内を散策するとキタキツネなどにもよく出会いましたが、このころからエゾシカ以外の野生を見かけなくなりました。静かなところへ引っ越したンでしょうね。アカゲラやクマゲラのドラミングの音を聞く機会も減ったような気がするのは、気のせいでしょうか。
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これまでの記事は、こちらから。
- 新たなICとタヌキ(2018年4月22日)
- 苫中インターと縄文遺跡(2018年11月14日)
- 苫中インターに架ける橋(2019年9月14日)
- 苫中インターのICT施工(2020年6月23日)
- 苫小牧中央インターのいま(2020年9月29日)
- 「苫小牧中央」に決まり!(2020年11月5日)
※ 特記のない写真はすべて、やぶ悟空撮影